2012シーズンからはGEO RIDE JAPANが国内の総代理店になったコメンサル。
代理店が変わると流石に取り扱い初年度は気合が入るみたいで、ジオライドもかなり力を入れている様子。 2011シーズンまでの総代理店だったJPスポーツグループもとてもよくやってくれたと思う。
もしかするとコメンサル本体がイロイロと難しい会社なのかもね(笑)結果的には2006シーズンから2011まで6年間とコメンサルの代理店の中では最も長かった。今度もなんとかしっかりと続けてくれると嬉しいのだけど。
さてさて、2012シーズンの取り扱いモデルはジオライドのサイトで確認できるので、毎度のことなら非常に個人的偏見に満ちた解説(めいたモノ)を記す。
−Super Normal2−
最も特筆すべきトピックはスーパーノーマル(と言うネーミング)の復活だろう。
しかも29erヴァージョンも登場!さてさて、その乗り味や如何なものだろう?非常に興味が有るところ。

スーパーノーマル2とネーミングされたニューモデル。コチラは29er。
完成車で¥209,000-、フレーム売りで¥72,900-(26インチは¥69,900-)となかなかくすぐられる値段設定。
フレーム素材はNUTSスーパーライトTB(トリプルバテッド?)となっている。

リアエンド周辺は従来のスーパーノーマルとは全く違う形。
チェンステイの端面に彫り込まれたコメンサルロゴが何ともお洒落!

2012シーズンからよく見るようになったポストマウントタイプのリアディスク台座。
やはりこうなるのが正解だと思うわ。ナンデもっと早くにこうならなかったんだろう? フロントの台座も2011モデルあたりから漸く一般的になったけど。

フロントメカは直付け。このタイプはフレーム・メカ共に精度が高くないとごまかしが利きにくいので困るのだが、さてどうだろう?

昨今流行のテーパーヘッド。サイズは主流(だと思われる)上1-1/8インチ・下1-1/2(1.5)インチ。ヘッドセットはヘッドアングルを+-1.5°調整することが出来るZS44-56。コレはMetaAMと同じらしい。
因みに26インチフレームは上下とも1-1/8インチ。
ここ最近ヘッドサイズは様々な規格が乱立状態。そこでそれらをきちんと整理しようという動きも有るようで、昔ながらの上下ワンを圧入するタイプを「EC」(External
cup)、ヘッドチューブ内にワンを圧入するいわゆるゼロスタックタイプを「ZS」、完全なフレームそのものにベアリング受けが備わっているのを「IS」と称する。それらの記号の下にサイズを現す数字が付く。

フロントは39/26のダブル。因みにリアは11/36。

BBはBB30。ダウンチューブはBBに向けて随分と偏平に加工されている。

昔のスーパーノーマルと比べると随分とスッキリしたチェンステイ。
だけど、昔ながらのブリッジレス。

シートステイは一見するとなんてこと無いような形に見えるけど、実はかなり凝ったパイプになっている。
こんな所からも開発にはそれなりに気合が入っていることが窺い知れる。
−PREMIER−
2010シーズンから登場のプレミアシリーズ。2011シーズン、本国ではリリースされていたらしいプレミアSはかなりお買い得!
何年か前のコンビSのような感じで、上位シリーズのフレームを使って、パーツスペックを落として安く仕上げたモデル。
フレームはスーパー4と全く同じだから、まずは初期投資を抑えてコイツを手に入れ、イロイロと違いがわかってきたら少しずつスペックアップを図れば良いのだ。フレーム自体の潜在能力はかなり高いのだから。

サスペンションユニットはXフュージョン。
確かにパーツのグレードは決して高くは無いが充分に使えるレベル。
このパッケージで¥189,000-!スーパー4と5万円違い。この金額差をどう見るか?
熟成感の出てきたスーパー4.3。
確かにプレミアSと比べるとパーツスペックは上だけど・・・。
プレミアシリーズのスタンダードモデル。
Vブレーキヴァージョンとディスクブレーキヴァージョン。
お変わりなくそつのない作り。
−RAMONES−
ラモーンズは特に変わりなくオールマイティーなモデル。特に昨年はほんの若干数しか入荷が無かったクロモリモデルは要チェック!
なんせ昨年は若干数とは言え入荷するとの案内さえ(ウチには)来なかった!(笑)
一台で全部遊びたい(とは言え、どちらかというと下り系的に)方には絶好のバイクと言えるだろう。しかも2012シーズンからはラモーンズの名を冠したキッズバイクも登場!
リアエンドの交換によりシングルスピードにも対応するフレーム。
ヘッド周りもアウターバテッドでかなり頑丈そう。

期待のクロモリヴァージョン。かなり気になる。
線の細さは流石にクロモリならでは。
チェンステイの作りもかなり凝った作りになっている。
フロントは150mmストローク!

ガッチリと上下にガセットが入っている。何せ150mmですから。

潰しの効いたチェンステイ。写真で見るほどには細くは無いので大丈夫。

こんな感じのロゴもお洒落でいいな。
でもこの位置にそれほど大きくなく入っているから良いのかも。

シートパイプとトップチューブの接合部にもガセットが入る。
リプレーサブルタイプのドロップアウト。シングルスピードにも対応。

キッズバイクは20インチと24インチ。ディスク台座も付いたホンキバイク。
−ACID−
注目のニューカマー、アシッド。
シングルスピードのタウンユーススポーツバイク。
このフレーム!シートステイがそのままトップチューブになっているのだけど、これがナント左右非対称!
今までのコメンサルには無かったタイプだな。コメンサルのロゴも控えめ。

シートステイは一旦シートチューブに接合され、そのままトップチューブへとつながっている。しかも右側のシートステイが左側のトップチューブになる。ワカルかな?
−META−

さて、話題のニューカマーMetaAMとMetaSX。
2021シーズンから一新されたシュプレームシリーズのコンタクトシステムEVO(リンク)を受け継いだエンデューロモデル。
MetaAMが以前に有ったMeta666ってところで、MetaSXはMeta666とシュプレームDHミニとの間ってところかな。

リアアクスルは当然142mm幅の12mm径スルータイプ。
150mmものロングストロークになってくるとどうしてもアクスル径は太くしないとダメなんだろうなぁ。
フルサスバイクにおいてはこれからのスタンダード規格になりそうな気がする。
2012シーズンから新登場、更なる低重心化が図られたコンタクトシステムEVO。

ケーブル類は内臓される。ヘッドは勿論テーパーヘッド。このヘッド規格もスタンダードになりそうな気がするな。
Meta5.5も健在。どちらかと言うと少し下りに軸足をおいた山遊びをするにはもってこいのバイク。自走で野山を駆け巡る、王滝はどちらかというと下りを楽しみたい、そんなライダーには最適なのだ。
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