大して走ってないのに、何故か特別賞を受賞した猿隊長。彼の作戦は「イケルとこまでイク!」でした(笑)彼自身の言葉で語って貰いましょう。

「まずスタート前、徹底的にカーボローディングします。バナナですな、バナナ。そしてスタート地点、30分前には並びましょう。速そうなジャージを徹底マークしときます。

そしてスタートダッシュ、必ず彼らは徒党を組みますので、列車に乗り遅れないように!

時々インターバルがかかりますので、負けてはいけません。意地の見せ所です。約1時間半後・・・、両足がピクピクし出します。しかし“足着いたら死ぬ!”コレです。

耐えられなくなったら、こっそりバックストレート辺りで横になりましょう。約4時間後・・・、ノドは乾くのですが、水分摂っても摂っても、ハラがチャプチャプするだけです。残り時間を見て愕然とします。

約5時間後・・・、当初の目的“表彰台”が“完走”にアッサリ切り替わります。

約6時間後・・・、時々記憶が飛び始めます。子供の頃に良く遊んだ川原とか、無くなったおばあちゃんの顔とかが見えるようになります。“完走”が“サポート”に変換されます。

タイムアップ1時間前・・・、異様に頭が冴え始め、理路整然とした言い訳がまとまります。 そしてゴール!!「コイツこの程度か・・・」という視線をイヤと言うほど浴びます。頭の中で、“隊長交代”の四文字がグルグル回り続けます。

帰りの車、疲れで勿論運転なんか出来ません、が、悔しさで眠れません。話しかけられたら泣きそうなので後部座席で寝たフリです。」

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