仮面ライダークウガの時間

Part 1

 ついに始まりました新仮面ライダー「クウガ」。勿論みなさん観ましたよね?オウケイ、ボクも観ました。流石に時代を感じますね。CGもかなり多用されているし、ストーリーの構成にも厚みがあるでしょ。「仮面ライダーブラック」の頃からかなり気合いは入っていましたが、今回はさらに一段上を行く気合いの入りようです。きっとここには制作が毎日放送から朝日放送に変わったことも関係しているのかな。そして何よりも仮面ライダーで育った人達が結構関わっているのが大きいのでは?あくまで推測ですが。僕の友人なんかは新しい刑事ドラマでも始まったのかいなと思ったそうです。

 さてストーリーですが、これがまた仮面ライダーフリーク泣かせでしたねぇ。出てくる考古学の研究室は城南大学。初っぱな登場の怪人(今回は今のところ未確認生命体と呼ばれています)は蜘蛛系、2番手は蝙蝠系。まるで偉大なるシリーズ第1作「仮面ライダー」に捧げるオマージュであるかのようです。そうでした。仮面ライダー1号こと本郷 猛は城南大学(確か第1話では城北大学だったのがなぜか第2話以降は城南大学に)生科学研究室きっての秀才でしたし、記念すべき第1話は「怪奇蜘蛛男」、第2話は「恐怖蝙蝠男」でした。蛇足ながら第3話は「怪人さそり男」でしたが、さて今回はどうでしょうか。流石にそこまでやるとしつこくなりそうです。

 仮面ライダーのトレードマークであるマフラーがなくなっているのは少々寂しいですが、それは前作の「仮面ライダーブラック」からすでになくなっていたので、まぁ我慢しましょう。また仮面ライダーに付き物のオートバイ(こいつがあるから仮面ライダーなんですよね。いや確かに「仮面ライダーブラックRX」の時には仮面ドライバーにもなってましたが…)はいつどのように出てくるのでしょう?さすがにもう立花のおやっさんが作るなんてことは無いか。きっとまたスズキのバイクだろうから(本当の最初の頃だけホンダCB350でしたが)ヨシムラチューンドってのはどうでしょうね。「吉村のおやっさん」なんて、ちょっと様になりません?!

 今のところ仮面ライダークウガことゴダイ君は飄々としてますが、そのうち孤独な哀愁を漂わせるようになるのかどうか見物です。先代のライダー達は基本的には改造人間であるという一種の負い目を背負いながら戦ってきました。今回は改造されたわけではなく、ひょんなコトから古代パワーを手に入れたことになってるのでどうでしょうねぇ。ボクとしては、本郷 猛が改造されてまもなくの時に水道詮を止めるだけのつもりがねじ切ってしまうシーン、人間ではなくなったコトの悲しみを初めて感じるこのシーンが印象的で、「仮面ライダーブラック」の時にもこのシーンのパスティーシュともとれる1コマがあったので今回もあるのでは?と期待してるのですが。

 いやぁ、ホントに楽しみですねぇ。これからの展開はどうなるのか?考えているときりがないですが、もう2〜3話観てからまた皆さんと語り合おうと思います。皆さんも見逃さないようにくれぐれも気をつけて下さい。(まぁ見逃したときにはビデオをお貸ししますよ)

 ではごきげんよう。


|前へ|次へ|