仮面ライダークウガの時間

Part 3

 仮面ライダークウガの時間です。

 前回予想したトライチェイサー2000(スタントシーンはかの成田匠。トライアルファン必見です!)の件については残念ながら警察内部での議論が描かれないまま終わってしまいましたね。少々残念ですが、基本的には子供向け番組なので致し方ないか。でも一応一条刑事が「私が全責任をを負います」ってことですが、さぁもしもの時にはどう責任をとるのでしょうか?劇中の新聞記事には「未確認生命体第4号(クウガのことです)は人類の味方か」としながらも「特別視は危険」とやけに慎重。しかし、警察内部でも一条刑事に次いでもう一人、杉田刑事(この人確か昔ウルトラ警備隊で出演してたよなぁ)もクウガの良き理解者になってくれそう。彼は何度かクウガにピンチを救われていますから。そういえば劇中でクウガのことを「クウガ」と呼んでいるのはグロンギの皆さん(いわゆる怪人達)ダケで、杉田刑事は「第4号」のままだし、一条刑事は変身しても「五代雄介」と何故かフルネーム。五代君の妹、みのりちゃんの勤める保育園の園児達に至っては「未確認体生命」なんてへんてこなことを言ってます。

 今回のドラマの良くできているところに主人公を取り巻く人達がかなり丁寧に描かれているというのもあります。古代語の解読を担当している城南大学考古学研究室の沢渡桜子さんもその一人。自分が古代語を解読することによって五代君は戦わなくてはならなくなるのではと悩み、一時解読をやめてしまいますがそれでも体を張って戦う五代君を見てひとつの決心をします。また、妹のみのりちゃんは兄を思いやって、そしてまたまた、他の未確認生命体達と同じくなってしまうのではという心配から兄に「戦うの慣れちゃった?」と問いかけます。勤め先の保育園の園児達に「先生、4号はいい奴だよね?」と尋ねられ「ずっといい人であってほしいよね」と優しく希望を込めて答えます。ウ〜泣かせるゼ。そんな妹に兄は「おまえは何のために(保育園で)働いているんだ?」と問いかけ「誰かの笑顔のためだろ?」と答えるシーンなんてもう感動の嵐です。こんなところも今回の見所ですよぉ。

 こいつはおまけですが、途中のCMで死神博士(天本英世さん)が出てましたねぇ。あのキャラクターは子供のころとても怖かったのを覚えています。イカ系の怪人での再登場を期待したのですが(彼は確か「イカデビル」だったよなぁ)「ズ・メビオ・ダ」(イカ系の未確認生命体)が出ちゃったしなぁ。

 それぢゃまた!


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