| 2019年4月製作 ケルビムのスタンダードモデルR-2。但しいつもと違うのがダウンチューブの太さ。
 ケルビムの人気モデル「スティッキー」のように柔らかい乗り味を得るために、トップチューブと同じΦ25.4oの細身のパイプが使われている(通常はΦ28.6o)。
 最近では珍しい銀ピカ仕様の一台に仕上がった。
 オーナーの元々のイメージは勿論もっと漠然としていて、色々と沢山お話しを伺ってそれをより具体的に解釈して実際のバイクのイメージに落とし込んでいった。こういう作業を個人的には「翻訳」と思っている。 当初、オーナーの大まかな希望
 ・細い線のフォルム
 →イメージとしてはスティッキーほどでは無いようなので、クロモリならOKと言う事だろう。
 ・今よりは優しい感じが良いがなるべくシャキッとした乗り味
 →現在乗っているのがスペシャライズド・アレーのE5。そこそこ古いフレームだが、非常に良く走るし確かにシャキッとしている。ホイールがMAVIC R-SYSなので余計にシャッキリ感が際立つのかも知れないが、これよりは優しい感じとなると肉薄のクロモリが良さそう。
 ・トップチューブはホリゾンタル
 →前上がり度合いは2°以内くらいなら十分ホリゾンタル感は出る。
 ・巻きシートステイ
 →バックが広くなるのでR-2が良いかも。クラシックなイメージも有るよう。
 ・クイルステム
 →やはりややクラシックなイメージ。
 ・ラグが欲しいかどうかは悩み中
 →恐らくラグが有った方が良さそう。
 ・肩の張ったクラウン
 これらからラグレスのR-2とか、クロモリフォークのULIとか、、或いはダウンチューブはノーマル径でベンドフォークのスティッキーとかとかと考えを巡らせつつビルダーとも相談して、結局R-2に落ち着いた。
 
 
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