最も稼働率の高いシティクルーザーのフレームにクラックが入ったのは先日の記事で上げた通り。
どうしたものか・・・?普通に考えるとクラックの入った縦パイプを交換。つまり一旦接合しているロウを溶かし、同じ寸法の縦パイプを再度ロウ付けする。
そうなると必然、再塗装も必要になり、それこそ安く見積もっても5~6万仕事に。
いくらお気に入りのフレームとは言え、流石に費用対効果的にそれはキビシイ。
って事で色々と思案。
シートポストはΦ27.2㎜なので、Φ25.4㎜のポストを使うつもりで0.9㎜厚の物をフレーム内部にロウ付けしちぇばエエんとちゃう?ってな素人考え(流石にロウ付けとか実際にフレームを製作すると言う事に関してはホントに素人だし)で、いつもフレーム系トラブルで困った時の赤松さん頼みってことで、河内長野の「工房 赤松」の赤松さんに相談。
やはり素人、パイプの中にロウ付けするのはムリと一蹴された。けど、分厚いシムを作ってエポキシで固めたらイケルかも、と新たな提案を頂き、即OK!
「ポストは何Φ?」と聞かれて、「27.2㎜ですわ~」と即答したものの、ホンマに~?と疑問が湧き、持参したバイクのポストを外してみると(ってか確認してから訪問しろ!ってハナシですが・・・)な~んとΦ26.8㎜!オーマイガッ!!細いやん!
何せかれこれ30数年前のフレームですから。
でも、赤松さん曰く「Φ22.2㎜のパイプをシートポストにするとしたら、結構分厚いシムが作れるからイケルと思う」って事でお願いすることに。
その日は相談するだけだったので、バイクの状態で持って行った。だってバラすのはヒジョーに面倒。あわよくば殆どバラさずに作業して貰えたらエエなぁ~なんて淡い期待を抱きつつ。
しかし、エポキシを固める為に炉に入れるので、ドロヨケは邪魔、BBも外しておいて欲しい、出来たらフォークも抜いておいて、ってそれ殆ど全バラなんですケド。
でもそれで直るのなら手間は惜しまない!(ウソ、惜しみたいのがホンネ)
一旦落ち帰り翌週にバラシて持ち込んだ。
これがこうなった!
ここにママチャチャリ用のヤグラを付けてサドルを取り付ける算段。ヤグラが滑り落ちてこないようにストッパーを付けてくれた。
寸法がメッチャきっちり出ているので、出す分だけ塗装したらエエと言う事で表面処理は全くせずに受け取り、サドル高さを確認した上でサフェイサーを吹いて、その上にシルバーをじっくりと何層にも塗装。
見事に復活!これで通勤に困らなくて済む。自転車は何台も持っているのに、どれもこれも用途が尖がっていて、PCや工具や弁当を持って通勤できる自転車がこれ以外に無く、コイツが使えない間、家族のママチャリを色々借りるも、やはりどれも乗りにくい。
これでまた来週から快適に通勤が出来る!
と言っても、もうすぐ学校は夏休みになるんだけどね。
あっ、学校の夏休み中は月曜日も通常通り営業してます。金曜日もちゃんと朝から開けていますので皆様ヨロシク!