Archive for the ‘店長のつぶやき’ Category

ちょっとやり過ぎた

月曜日, 11月 4th, 2024

この連休は二日連続の朝ライド。
昨日は山々するはずが、一昨日の雨風で路面コンディションが悪く、危険度が高いって事で最初の万灯篭山だけで終わった。

で、昨日が山々の予定だったので今朝は軽~くにするはずだったのが、エエルートが有るので行ってみます?と言う甘い(?)囁きに負けて行ったら、なかなかの登りだったですわ~。久々参加の女性は余りの坂に笑いが止まらず「顔の筋肉が痛い」とか仰っていた。

朝から80㎞の1,400m up

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お天気は上々で風も無く、気温も程よく、サイコーのサイクリング日和。

だけど、昼からの仕事がシンドイですわ・・・。

祝!?十年

木曜日, 9月 26th, 2024

今日は午後から月一の家庭裁判所業務の日。
自転車窃盗で補導され家裁送致になった少年少女を対象としたいわゆる更生プログラムの一環として自転車の専門家という立場から小一時間ほど話しをするのだ。
2014年の10月に初めて話しをした。

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当時は何を話したらエエのかさっぱりわからず、調査官(という職種が有る事すら知らなかった・・・)とやり取りをしながら話すスタイルだった。

この講習は未成年者が対象なので必ず保護者も一緒に参加しなければならなくて、講習後は毎回、講習の感想文みたいなものを書いてもらって、それを控室で調査官と一緒に読み、どれくらい講習内容が届いているかを確かめる。

記録を見ると4回目からはもう調査官とのやり取り形式では無く、一人で喋っていたようだ。無駄話は得意だけど、ちゃんとした内容で1時間も人前で喋るのってホントに大変。

だから毎回しっかりと台本を作る。感想文を一種のフィードバックと捉えて毎回台本に手を入れる。それを毎月繰り返して十年。それだけ経てば話の内容も随分と変わっているんだろうなぁと思って古い台本を見返してみると、確かに今では話していない事とかも有るにはあるけど、大筋は全く変わっていない。

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ただ、最初の方では少年少女たちにだけ語り掛けていたのが、ある時から意を決して(と言うほどの事も無いのだけど)保護者にも語り掛けるようになった。

ボクが子どもだった頃と比べると自転車は随分と安くなった。中古車でも1万円くらいはした覚えが有る。そう、いわゆる耐久消費財だったと思う。それが多分80年代後半くらいからな、ホームセンター等で扱われるようになり、ドンドンと価格は下がり単なる消費財、使い捨てみたいになってしまい、伴って「自転車くらい」となてしまっているのは否めなく、それが自転車窃盗にも繋がり、また保護者の意識も「自転車を盗ったくらいで・・・」という事になってしまっているのは理解できる。

けれど、やっぱりそうじゃない。ってか、ちょっと考えれば至極当然の帰結なんだけど、今やそれを言葉にして伝えないといけない時代になってしまっているのかも。勿論全ての人がってハナシでは無いけど、それにしても看過できないくらいの数にはなっている気がする。

ボクが喋ったところで何が変わるのかわからないけど、ほんの少しでも引っ掛かるようにボクなりには言葉を選び、表現を変えつつの十年。チィとは自分で自分を褒めてやってもエエと思う。オレ、頑張ってるやん!と。

せりょうて能見るおにゅうなルート

木曜日, 9月 12th, 2024

昨日の定休日は恒例の小浜まで抜けるツーリングの下見に。
今まで大きく分けて3ルートほど有るのだけど、今回はまた全然別の新ルート。
出町柳から貴船口を通って芹生峠、能見(久多)峠、小入峠を経由するルート

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朝6時過ぎに自宅を出てまずは車で出町柳まで。そこからはたまたま帰阪していたチビ(と言うには180cmともう随分とデカいがまだ未成年なのでエエでしょう)に練習を兼ねて実走してもらった

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出町柳をスタートして京産大を過ぎる辺りまでは交通量が多く、だったらちょっと交通量が減ってくる市原駅をスタートにするか?と考えて行ってみたところ、路面電車の駅か?と言うくらいの小さな駅で、とてもじゃないけど十数人~二十人ほどが集まれるようなところじゃなかった。しかも結構細い道のドン突きに有る。入ってしまったでバックで出るしか仕方ない・・・。んじゃ、次の二ノ瀬駅はどうだ?と行ってみたが、どこから入るのかすらわからずじまいと言う始末。やっぱりスタートは出町柳だなと。

市原駅

芹生峠は噂通りの難敵でかなりキツイ。そのくせ峠での見晴らしは無い。看板には「比叡山を望む」と有ったので、歩いて少し登れば見えたのかな?

20240911_085221芹生峠

能見峠はそれほどでは無いが、これまた見晴らしはほぼ無い。

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で、最後に来るおにゅう峠がこれまたキツイ。まるでSDA王滝のよう。周りの木立が切れてきて空が近く感じられるようになって、もうすぐピークかなぁと思いつつ登っていると、向こうの山の上の方にガードレールが見えるじゃないか!でもきっとアレは別の道。なんてコトは無く、今のこの道から続いているのだ。
しかし、おにゅう峠での見晴らしはサイコーだった

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ここまで来ればもう後は日本海目指して下るだけだけど、道があまり良くないので若干怖い。しかも道が狭く離合困難。おにゅう峠の下りでは無かったけど、対向の軽トラがあまり除けてくれず、ドアミラーも畳んでギリギリまで左に寄せたら左前輪が側溝に落輪。たまたま上手くリカバリーできたけど冷や汗モン。

市街地に入ると交通量が増えるし道が増えてややこしいし。自転車で安全・快適に走るルートを探すのはちょっとした苦労。
ゴールはいつもの小浜食文化館。 ここには温泉が有るのでゴール地点に丁度良い。

で、結論。ウチのツーリングで使うにはかな~りキビシイ。そこそこ走れるチビの足でほぼ休憩なしで4時間チョイ。ウチのツーリングペースだとおそらく倍くらいかかりそう。ってコトでやるなら日帰りパターンでは無く、一泊パターンでやるときだな。

その後、フィッシャーマンズワーフへ移動し、店内の食堂でお寿司とみそ汁!と思っていたら無料サービスだったみそ汁が無い。メチャメチャ美味しくていつも楽しみにしていたのに。

帰路はいつもの一庫ダムからのルートを逆走して下見。
最後は一庫ダムへ直行せず、名月峠経由で道の駅くりの里へ。もし逆ルートで走るならゴールはくりの里の方が良いかなと思ったのだけど、平日の16時過ぎだったことも有り、お店はほぼ閉まっており、大体ここで解散となっても帰りにくいわなと言う事で却下。

そんなこんなで18時時過ぎに無事帰宅。車とは言え良く走ったわ。

惜しい!

日曜日, 6月 30th, 2024

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カラクルSの各色が勢揃い!

手前から回転木馬オリジナルモデルのカラクルS 451Flatのレッドとブルー、
その奥がカラクルS 451RS、そして更に奥には折りたたんだ状態でカラクルS 標準モデルのガンメタとココアが。ホワイトが有ればコンプリートだったのに!

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アルテグラ6770Di-2 アップデート顛末記

金曜日, 6月 28th, 2024

一月ほど前の事、久しぶりに6770系アルテグラのバイクが入庫した。
レーム交換(載せ替え)のご依頼。

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新しいフレームに全て載せ替えるので、元々付いていたパーツを一旦全て外し、綺麗に洗浄し、ついでにDi-2パーツのファームウェアをPCに繋いでアップデート。

御存じない方もいらっしゃるかもしれないけど、自転車もPCに繋がなければならない時代になっているんです。
 
シマノでは時々各パーツのファームウェアをアップデートするようアナウンスしているので、この6770アルテグラも何か得することがるのかどうか分からないのだけど、一応アップデートしておこうかなぁ、しといた方がエエんやろなぁと。   
と・こ・ろ・が、ファームウェアをアップデートしたらDi-2が動かなくなってしまった。何かミスったか?勿論アップデート前には正常に動いていたのに。

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どうにも解らないのでシマノにTELすると、
「アップデートしちゃいましたかぁ・・・」と。
古いモデルはアップデートするとたまにそう言う事が起こるらしく、本当はアップデートしないほうが良かったとの事。しかし、その情報はアナウンスされていないとか。そんなん頼むから先に言うといてェや!と思わず電話口で叫んでもうたわ。

なんでも、Di-2用のアプリ「Eチューブプロジェクト」のヴァージョン3がまだシマノのサイトから落とせるので、それをダウンロードしてそのヴァージョン3でやらなければいけなかったらしい。因みに今はヴァージョン5。そんなん知らんがな・・・。

そやけどアプリでは6770系と認識するねんから、アップデート出来んようにしといてくれたらエエがな、と素人考えでは思うのだがしかし、すべての個体で出来ないわけでは無いので・・・って事らしい。っちゅうか、アップデートする意味がそもそも無いんやったら「出来ません」でエエやん?

まぁうだうだ言うてもしゃーないので、なんぞ善後策は無いのか聞くと、一先ず違うセットからジャンクションAを持って来て交換してみて、アカンかったらバッテリーマウントを、それでもダメならデュアルコントロールレバーをとの事。

たまたま他にDi-2のバイクが有ったからエエけど、そう簡単には行かんで、普通。で、言われた通りまずジャンクション。駄目。ほんならバッテリーマウント。動いた!やったー!だけど、何故か右レバーでFメカが、左レバーでRメカが動く。まぁしかしそれは大した問題じゃない。あとで設定を変えれば良いだけ。動くようになったことが最も大事。つまりバッテリーマウントを交換すればOKってコトだ。

シマノにTELしてその旨伝えると、在庫は有るようなので、それを発注して下さいとの事。発注?買うの?ウチが?と尋ねると、「ええ、そうなります」だって。そら~無いわ。1000%無いわ。やったら駄目よと言われていたことをやってしまっての事ならいざ知らず、基本的にはアップデートをしなさいと言われていて、従順に従っただけ。その辺を丁寧にご説明差し上げてご納得頂き、無事に代替品が送られてきたものの、それを繋げても動かない。念のためという事でジャンクションAも送って頂いたのでそれも交換してみたがウンともスンとも言わない。

多分、ファームウェアのヴァージョン違いだと思うのだけど、またアップデートして壊したら困る。しかもそのヴァージョン3のアプリを開くと

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と出て使えない。勿論今でもそう。シマノはそんなことは無いハズと言うけど。

そんなワケで、今度はシステム全部を一旦シマノに送って見てもらうことになった。最初からそない言うてくれたら良かったのに・・・。

2-3日で戻って来て、一先ず繋いでみたら動く!けどレバーの左右は入れ替わったまま。言うてあるねんからついでにやっといてくれよ~、気ィ利かんなぁ。

まぁEチューブプロジェクトに繋いで設定を変えれば良いのだろうケド、コレに繋いでくれと言われているヴァージョン3が使えない。ヴァージョン4をダウンロードして開いてみると、おう、コレは使えそうだけど、勝手に繋げてまた動かなくなると困るのでこれまたシマノに確認を取る。

そうそう、ヴァージョン4を落とそうとシマノのサイトに行くと

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こんな注意喚起がされていた。前に見た時には無かったのになぁ(笑)

ヴァージョン4で設定を変えるのは問題無いがくれぐれもアップデートしないで下さいとの事。分かっとるわい!とは叫ばず、そうですね、承知しました、と応える。大人だもん。

そんなワケで漸く元通り無事に動くようになったのだけど、結局1ヶ月近く掛かってしまった。シマノは16時までしか電話に出てくれないし、モチロン土日は休みなので、これらのやり取りがすぐに1週くらいかかってしまうのだわ。流石にこの件に掛かりっきりになるわけにもいかず、他の仕事もやりつつだと、ついつい16時を回っていたり、それが金曜日だったりするともうアウト!

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Di-2さへ動いてくれればもうあとは楽チンかというと、案外そうでも無く、Di-2ケーブル内装に非対応のフレームなので、チョイチョイと特殊工作が必要だけど、まぁそれはDi-2が動かないことに比べるとカワイイものだわ。

IMG_20240628_173556バッテリーマウントもアルミ板で作製してそれなりの位置に。ジャンクションAからのケーブルは何とかダウンチューブに内装して、ジャンクションBからは外通ししか仕方が無いけど、割合スッキリ。

そんなこんなで無事に完成。勉強になりました!

そちもワルよのぉ~

火曜日, 5月 28th, 2024

一緒に佐渡ロングライドに参加した方が、大会後もそのまま連泊してアチラコチラを観光してから戻って来られて、お土産に饅頭を頂いた。

IMG_20240528_100306美味しそうな米粉入りごまだれ餅

「どうぞお納めください」と言う事で、なんと裏には金貨が!

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という事はボクは悪代官?!

佐渡ロングライド210

金曜日, 5月 24th, 2024

先週末の18日(土)~20日(月)、佐渡ロングライドに参加して来ました!
前回参加したときは直江津からの船が取れず、泣く泣く新潟港まで走りました。
直江津から更に約100㎞。大変でした。
その反省を踏まえ、今回は早めに動いて直江津からの便が取れました。
総勢25名と大所帯でのツアーです。

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車も6台体制。木馬オデッセイには相変わらずの7台積み。今回はハイエースが居てくれたのが大助かり。他にも4台積み可能な仕様でご参加頂き、何とか25名25台の大移動。

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直江津港職員の皆様に見送られ佐渡は小木港へ向けて出航。

IMG_3243このおチビさんたちも130㎞に挑戦

IMG_3254会場にはいろんなブースも

IMG_3255メカニックブースを覗くと・・・

IMG_3250学校の卒業生が頑張っていました!

さぁ、いよいよ当日!

LINE_ALBUM_佐渡ロングライド2024_240524_2間もなくスタート

IMG_3258順次スタートしていきます。

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お天気は曇りで決して良くは無かったのですが、走るには絶好のコンディション。
風も無くてホントに走りやすかった。
こんな猛者もいらっしゃいました。スゲェなぁ。

IMG_3263各エイドステーションも充実。

IMG_3268さぁ、いよいよ名物「Z坂」!

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IMG_3273流石に良い景色!

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そして続くは大野亀。みんなZ坂で足を使ってすっかり忘れているので、
登りを目前にして「エ~!」となっていた。あくまで後ろの方ではですけど。
でも、個人的にはココ好きなんですよねぇ。なんとなく佐渡っぽく無くて。
スケールは違うけど、阿蘇の草千里を思い出させます。
IMG_3278オジサマ達も頑張りました!

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MAVICもサポートで来てくれていました。
「一人で運転してたら寂しいやろうから横に乗ったろか?」と聞いたら
キッパリと「結構です」って。

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後半の最難所ではピークで地元の皆さんが太鼓を打ち鳴らしての大応援!
めっちゃシンドイところだったので有難かったです。

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ゴール後の記念写真。み~んな良く頑張りました!お疲れさま!

LINE_ALBUM_佐渡ロングライド2024_240524_6卒業生ともパチリ。メカニックサポートお疲れ!

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勿論、最後はコレでしょう!このタメに走っていると言っても過言じゃない!
(・・・のはボクだけじゃないハズ)

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温泉も有ってなかなか良いお宿でした。

S__17252384小木港にて。
オジサン、似合い過ぎです(笑)

大阪に戻ってきたその日の小3チビちゃんの日記。
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不覚にもおっちゃん落涙。頑張ったなぁ~!

下りだけ~!

月曜日, 4月 29th, 2024

今日の朝ライドはGW特別企画、下りだけ楽しむ!
回転木馬のMTB朝ライドは基本的に下るためには登らなあかんやろって事で、毎回ヒーヒー言いながらエッチラオッチラ登って、そのご褒美としてヒャッホーな下りが有る。そんなパターンが殆どなんだけど、たまにはオイシイとこだけ。

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いつものお山でいろんなルートを4本下るだけ!

登りは車でビュビュ~ンと。いや~快適快適。
だけど、そこを一生懸命に登っている人が居ると、「いつもは我々もヒーヒー言いながら登ってるんですよ」と何故か皆が皆言い訳がましく口にする。
そう、そこはかとない罪悪感を感じていたりするのだわ。

卒祭!

木曜日, 3月 7th, 2024

明日、3月8日(金)~10日(日)まで、カワムラが教えている専門学校「ヒコみづのジュエリーカレッジ大阪」で卒祭が開催されます!

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「卒祭」と言うのは、卒業制作展と学園祭が融合したイベントで、学校全体が会場になっています‼️
ジュエリーコースの卒業制作作品の展示のほか、ウォッチメーカーコースではビンテージウォッチ販売、そしてカワムラが教える自転車メカニックコースでは、学生が修理・再生した自転車の販売をします!!
外部からの出店者様による物販、軽食販売など、楽しいコンテンツも目白押し!
皆さまお誘い合わせの上、是非!

カワムラも明日の午前中だけ見に行きます。

息子の自転車歴

月曜日, 2月 26th, 2024

息子がこの春から大学生になる。

2007_04_うどん

思えば小さなころからずっと自転車で連れまわしていた。
いつもMTB朝ライドで行っている林道デビューはまだ12インチホイールの頃。

このバイクは12インチながらモノコック風のフレームで、当時はもう売っていなかったのだけど、いつか自分の子どもが出来たら乗らせたいなぁ~と漠然と思っていたバイクで、丁度その当時の担当営業さんがご自身のお子さん用に持っていて、
それを譲ってもらった。それに補助輪と、親が手で持てるようにサポートバーを付けた。

2008_04_小浜

その12インチに乗り始めたのが2歳くらい。一年ちょっとすると補助輪無しで乗れるようになった。補助輪無しで乗れるようになったのが嬉しかったのか、調子に乗ってジグザグ走行をしていて(子どもってコレ良くやりません?)ハンドルを切り過ぎ、顔面から地面に突っ込み顎をザックリ切って大泣き。

2010_08_運動会

息子は決して運動神経が良い方では無く、保育所でもどちらかというと「どんくさい系」だったようだけど、ある日、補助輪無しで自転車を乗り回している姿をたまたま保育所の先生が見かけて、随分と驚いていた。
それが3歳の終わりくらいか4歳くらいのこと。

春から小学校に入るという正月には20インチのMTBを買ってやった。
スペシャライズドのホットロック。

2011_01_誕生日2011_01_誕生日2

この時のお誕生日ケーキにもこのバイクの絵を描いてもらって大喜びしていた。

自転車親父は完成車の状態で満足するはずは無く、ナット式だったハブをクイックタイプに組み換え(←自転車親父なら大抵はやる)、ブレーキもMTB好きから見たらキッズバイクにコレ?ってなエエモンを奢った。Avidのパラレルリンクタイプのvブレーキ。
このバイクでは富士見DHデビューもしたし、シマノバイカーズフェスやTIOGAカーニバルなどでXCレースにも出るようになった。

2012_07_バイカーズ2011_03_tioga

しまなみ海道や「ツール・ド・おきなわ」等ツーリングにも沢山行った。

2012_10_ビワイチ2013_08_しまなみ

関西で盛んなシクロクロスレースを始めたのもこのバイク。デビューレースでいきなり優勝してしまい味を占めてしまった。2位のキイチくんは今でも良きライバル。
コレが小2のとき。

2013_12_シクロ12013_12_シクロ2

親父としては自分が自転車好きなモンで連れまわしていたのだけど、息子は息子なりに自転車が好きなようで、小さい時から良く自転車の絵を描いていた。小学校に入っても図画工作での題材がいつも自転車だった。

2011_元画伯作じてんしゃ25歳ころに描いた自転車の絵(笑)

小3の春。
ロードと兼用で24インチのシクロクロス車を組んだ。Kona Jake24。
親父はせこいので別々のバイクを買い与えることはしない。

2014_05_ロードデビュー

ロードデビューの日の1コマ。

2014_07_バイカーズ2014_08_高野山

MTBはまだ20インチのままでステムをのばしたりシートポストを変えたりしてギリギリまで乗らせた。写真は2014年のシマノバイカーズフェス。24インチシクロでは初の輪行にもチャレンジ!が、かなり厳しかった・・・。

このKONAではシクロクロスは勿論の事、本格的なロングライドにもデビュー。

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2015_09_能登小4の秋には「ツール・ド・のと400」を完走し、
2016_05_佐渡翌春には「佐渡ロングライド」の210㎞。
2016_10_四日市
その秋には初の本格ロードレース、「四日市ジュニアローロレース」に出たけど、流石に全然歯が立たず惨敗。

2016_11_沖縄22016_11_沖縄

また「ツール・ド・おきなわ」のサイクリング部門で最も走り応えのある、「やんばるセンチュリーライド」に誰だったかの代役で出走。流石にきつかったようで、途中の休憩で座り込んで「もう走らん!」とテコでも動かない様子だったのが、まだ後ろにウチのメンバーがいることを知ったとたんすくっと立ち上がり再び走り始め何とか完走。その翌日にはレース部門の小学生クラスにも出走したがこちらはサッパリな結果だった。確かに24インチじゃムリが有ったな。

小6になると流石に20インチMTBも24インチシクロも小さくなり、

2017_07_バイカーズ

MTBはウチで試乗車に使っていたコメンサル スーパー4(Sサイズ)を、

2017_05_富士山

ロードはFELT F85X 480㎜のアルミのシクロ車と、もうすっかり大人サイズ。

中学に入るとこれまたグングンと大きくなり、MTBはカミさんが昔乗っていたコメンサル VIP(Mサイズ)のハードテイルに。

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2018年のシマノバイカーズフェスと2019年のTiogaカーニバル。八代 正さん率いるチーム846にも小学校の終わりころから入れて貰い、随分とお世話になった。

2019_06_王滝12019_06_王滝2

某長距離MTBレースにもこっそり出場。ほぼ1時間ほど差を付けられた。そう、余裕で負けた(涙)。

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写真のモンドレイカー ファクターXRは親父のバイク。のハズ。
今ではどれがヤツのバイクなのだか良くわからない。

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シクロ車はFELT F65X 560mmと同車種の大きいサイズになり、それはそれで本来のシクロ車として使いつつ、 ロードバイクはカミさんが乗っていたケルビムに乗り始める。

2021_06_北摂

そしてついにMTBは親父が乗っていたコメンサル エッセンス(XLサイズ)に。 

この頃になると部活なども有って、余り連れまわせなくなって来たが、それでも良く付き合ってくれた方じゃなかろうか?

高校になると自転車競技部に入り本格的に競技を始め、ロードは随分前に常連のお客さんから頂いていたリドレー・ダモクレスを二年とちょっと乗り倒した。

2022_02_堺浜クリテ2022_08_インターハイ

2022の堺浜クリテリウムと香川インターハイのロードレース。リドレーが頑張ってくれてたが、やはり2008モデルだけ有って所々にガタが来はじめ最新のバイクとは互角に戦えなくなってきた。

高校最後のインターハイ ロード予選に惜敗したのを機に、きっと大学でも続けるだろうからと漸く新車を投入。それがアンカーのRP9。

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やはり最新のバイクは速くて、その後に出場したツアー・オブ・九州では第2ステージで優勝、総合ではポイント賞を獲得。秋の国体ロードでは入賞こそできなかったけれど10位と健闘。

トラックレースではずっと学校のLOOKを借りて走り、最後のインターハイでは団体競技のチームパーシュートで3位、個人競技のスクラッチで2位。秋の国体ではスクラッチで6位入賞となかなかの成績を収めることが出来た。

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シクロクロスは相変わらずFELT F65X 560mmのまま。

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今シーズンの桂川シクロでの1コマ。最近はシケイン(障害物)を飛んでクリアすることを覚えたらしく、飛んで越えようとしたら高さが足りず前輪がシケインに引っ掛かり見事な前転を決める途中の決定的な瞬間を見事に撮って頂いた。

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先日開催された「くろんどシクロ」ではジュニアクラスで3位。2位はシクロデビューしたときに2位だったキイチくん。皆大きくなったなぁ~。3人ともキッズの頃からの良きライバル。高校は皆違うけれど、大会ではしょっちゅう顔を合わす仲良しくんたち。

大学では自分のトラックバイクも必要になるようで、とうとうアンカーのTE9を買った。軽自動車なら新車が買えるんじゃない?ってくらいする。
きっと親父として息子に買ってやる最後のバイク。

こうやって振り返ってみると、随分と色んなバイクを乗り継いできた。
最初の12インチ以外どのバイクも未だ現役で、誰かが乗ってくれている。

20インチのホットロックは多分まだ安曇野辺りで乗ってくれているようだし、最初のシクロバイク、KONA JAKE24などは回り回って今は小3男子がシクロ兼ロードとして乗ってくれている。初の700Cバイク、FELT F85Xも中3男子がシクロで使ってくれている。しかもその彼は高校に進み、息子の後輩になるらしい!

そんな息子も春からは鹿児島で一人暮らし。
その後はどうなるのか全く予想も出来ないけど、次のバイクからは自分で稼いで色々と乗り継いでいって欲しい。ずっと自転車好きでいてくれると親父は嬉しい。
そしてジジィになった親父を自転車で連れまわしてくれ。間違いなく付いて行かれへんやろうケド・・・。