SDA王滝~かなりハードなMTBツーリング~

報告が遅くなりましたが、今年もSDA王滝を堪能してきました!

この日、我が家は全員が忙しく、自分は王滝、カミさんは茅ケ崎の実家へ、息子は国スポのロードレースだった。

例年通りの前日入り。お天気はイマイチ。

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受付を済ませ宿へ着いたらバイクを一旦下ろして、エア調整やゼッケン取り付け等々、体にガソリンを入れつつ準備。

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夜中は凄い雨。今年は雨対策としてトピークのかなりしっかりしたフェンダーを取り付けた。

スタートして間もなく、公園から道路に出てスグくらい。左前方の道路端に大きな水たまりを発見!泥除けの効果を試すにはもってこいだわと、スルスル~っと左端に寄って行ったら、流石にスタートして間もなくの団子状態だったのも有り、前車が急ブレーキ!オッと思う間もなく前輪がはつってしまい見事に落車!
アホやわ~。そんな団子状態の中で変な動きをしたコチラが悪い。膝腰肘にそこそこの擦過傷と打ち身。イタイ!けど、後続の邪魔になるのでササっと起き上がり動き出した。その先の90°カーブを曲がり坂を下って橋を渡る頃、「アラ?ライトが、無い・・・」お気に入りのまぁまぁお高いVOLT800を先ほどの落車時に落としたみたい。マジでェ~?!と思っても取りに戻るわけにもいかずそのまんま。

スタート寸前くらいまでうっすらと残っていた雨もレースが始まると凄く良い天気に。とは言え、決して暑くは無く、走るには絶好のコンディション。だけど、昨夜来の雨で路面はかなりグショグショ。フェンダーが大活躍!

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御岳が凄く綺麗に見えた。今年は第1CPまでの距離が約6㎞ほど短くなったので、足切りに遭う心配はまず無いのも有り、写真を撮ったりする気持ちの余裕があった。もうレースと言うよりはかなりハードなMTBツーリングって感じ。

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しゃがんで休憩している彼のバイクはスラムの電動メカなのだけど、有ろうことかバッテリーを忘れて来て、折角12枚もギアが付いているのにシングルギア状態。前日の受付の時くらいに気が付いて「どうしよ~!」と言ってたのだけど、どうしようも無い。ウチのオジサン達は「(ブースを出していた)シマノに文句言うて来い!」とか言うてるし。

何故シマノに?と聞くと、無線システムは後発やねんからスラムにバッテリー合わせとかんかい!と言う、何ともスバラシイ理屈。

結局彼はスタート時に同じシステムを使っている人を探し出し、一瞬だけバッテリーを借りて、リアを28tに入れて、30-28tの似非シングルで走り切った!
素晴らしい!

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毎回大体第3CP辺りでお会いする仙台の「二輪工房 佐藤」の佐藤さん。業界の大先輩です。

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そんなワケで今年も苦し楽しく完走出来ました。気候的コンディションが良かったからか、補給食も結構余り、水も3L弱くらいしか飲まなかった。もっと飲まないとダメだな。

今回初導入のフェンダーがものすごく良かった。膝から下はどうしたって仕方が無いけど、そこから上はこの通り。カバンもそれほど汚れなかった。こりゃ~これからの王滝では必需かも。って来年以降も出る気

で、例年ならこの後はいつもの宿で打ち上げをするのだけど、今年はカレンダーの巡りが悪く、翌月曜日はド平日。仕事が有るのでどうしても帰らなきゃならない人もいて、今年は後泊組とレース後帰阪組でおよそ半々に分かれる。
ボクも専門学校の授業が有ったので泣く泣く帰阪組に回った。

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王滝翌日。コレでも意外と汚れていない。

で、息子っちは国スポロード完走できず。で、その後、翌日に控えたトラック競技のチームパーシュートの面子が始めて揃ったのでチーム練習をしたらしいのだけど、その際に落車して病院送りになり、トラックフレームはトップチューブが割れてしまったとラインが来た。

結局、怪我はややヒドイ擦過傷程度で済んだが、フレームはねぇ・・・。

で、実家に戻っていたカミさんからは別件で連絡が有り、ボクも息子っちの国スポが終わったら回収して茅ケ崎へ行くことになった。

そんなドタバタの王滝からは既に一月以上経っている気がすけど、まだ3週間前のハナシ。それくらいにドタバタが多かったんだと思う。

ニューマシン、来た~!!

モンキーさんでお願いしていたニューマシンのフレームが届いた!IMG_4989

今迄のモンキーでも全然不満は無く乗っていたのだけど、規格の移り変わりは致し方なく、そこで今乗っている98STのバックを付け替えて148㎜スルーにして、ついでに上下同径のヘッドをテーパーコラムに対応できるようにしようかと思ったのだけど、だったら更についでにシートチューブもドロッパーの都合でもうチョイ太いチューブに・・・ってそれほぼ全部やん!って事で結局イチから作ることに相成った。

今回のフレームは98SO9

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今回は実際にフレームを作ってくれるライジンワークスさんにも出向き、製作に取り掛かる前のパイプも見せて貰った。

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今回は特別に生地のままで送って貰った。これからカドワキコーティングに出して塗装をしてもらう予定。カドワキコーティングのパウダーコートはお値段的には若干お高めだけど、塗膜がメチャメチャ強いので激しい使い方をするMTBや折りたたみバイクなどには最適。ウチの試乗車カラクルSも塗って貰おうかと思ったりもしている。

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29×2.5のタイヤでもこのクリアランス!ウーン、エエ感じ!

で、パーツはどうするのか?それはまだ思案中。それがまた楽しいじゃない!?

五月山

今朝のロード朝ライドは勝尾寺経由で亀岡の入り口くらいまで行ってグル~っと回って来る予定だったのだけど、勝尾寺まで登った時点で行先を変更し五月山へ。

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イヤ~、キツイわ~。

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思わず後ろからバイクのサドル辺りををチョンと押してあげたくなるわ。

10時半前には帰って来れたけど、それでももう暑くて堪らんかった。

手しごと参観日

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教えている専門学校でこの日曜日に楽しいイベントが開催されます。
学校はジュエリーコース、ウォッチメーカーコース、バイクメンテナンスコースが有るのですが、各コースとも共通しているのは「手仕事」なんです。

そんな各コースの手しごとが見られる参観日。

ボクもどこかのタイミングで覗きたいと思っています。

地下鉄鶴見緑地線「西大橋」駅からスグのココです!

ユル(く無い)ライドでした

今朝は第4週恒例のユルライド。ユルイ筈が、結果的には暑さと帰りの向かい風であまり緩くないライドになってしまったが、まぁまったりと走れたのでやっぱりユルライド。

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淀川右岸を北上して、「ねじりまんぽ」を見たり

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一乗寺で巨樹を眺めたり、

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新名神の工事現場を眺めたり、

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そして水無瀬の滝を訪れたり。IMG_20250622_095732

と見どころ満載の楽しいルートでした。

小学生の女の子もパパと一緒にチャレンジしてくれました!

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毎度のことながらカメちゃんに丸投げ企画。感謝です!

しっかし帰りは気温が上がって来るし、何よりかなりの向かい風でなかなか進まない!大人でもなかなかキツかったです。

ご褒美?

先月から始まった講習会シリーズがこないだの水曜日(18日)で終わった。

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コロナ禍等で最近オファーが少なかったSBM関連の講習業務。今回は純然たるSBMの講習では無く、大本の自転車産業振興協会が主催する自転車店に勤める初級メカニックに向けた「技術向上プロジェクト」と言う講座。

自転車屋さんをする上で必要な資格として「自転車技士」いうのが有る。イヤ、それを持っていなくても出来るのだけど、やはり自転車屋として、商売としてやるのなら最低限持っておいて欲しい資格なのだ。

実はボクはその前身の「自転車組立整備士」の時、そう、かれこれ30年以上前に取ったのだけど、当時は「誰が落ちるねん?」って感覚だった。実際の合格率は知らなかったけど・・・。

時は流れて今。専門学校で教え始めるまで全く気にしていなかったのだけど、何とここ最近の合格率は50%そこそことか。マジで?と思ったのだけどホンマでした。

で、そんな合格率をもっと何とかしたいと言う事で、何故かオマエがやれ!とオファーが来た。

東京・大阪各2回ずつの計4回シリーズで、先々週の水曜日が2回目の東京で、一昨日が2回目の大阪。それが漸く終わったのだわ。

しかし、なんですね、東京の宿泊代がスンゲ-上がっているのを実感。聞いてはいたけど、ホンマに高い。

そんな先々週、水曜日の講習のあと宿泊して木曜日には久しぶりにモンキーさんを訪ねた。 

今乗っているモンキー98SHはとても気に入っていて、何の不満も無いのだけど、規格が古くて新しいパーツを試そうにもそれが出来ない。何せ作ったのが2009年。世の中に29インチが出始めた頃のハナシ。フォークコラムも最近定番の「テーパー」ではなく、当時の定番「プレーン」(と言う呼称すらなかった)。

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そこで、今使っているフレームをバラシて、バックを交換して貰って、ついでにヘッドチューブもテーパー対応に、だったらシートチューブも内径を上げてドロッパーポストを使いやすく・・・なんて考えていくと、ど~考えても新しいフレームを作った方が早いってコトになって結局オーダーして来てしまった。

講習業務頑張ったし!たまには自分にご褒美だ!足が出るだろけどそんなことは気にしない!?

さて、パーツは何を使おうかな。

夏合宿の下見

10日(火)と11日(水)で信州まで夏合宿の下見に行ってきた。

昨年、初めてオンロードオンリーでやったところ好評だったので、今年もシマノ・バイカーズを絡めずに独自企画でオンロードツーリングにしようと思い、色々と手持ちのルートを再確認してしっかりと計画を立てて行った。

丁度その日から関東甲信越地方も梅雨入り。なかなかの雨予報。いくらオンロードとは言え、流石に車で入れそうにないところも有るので、ホントはバイクを持って行って走りたかったのだけど、バイクは諦め、レイウェアを着て歩くことに。

まずは木曽近辺で2ルートほど。

一つは昔行った与川道のオンロードバージョン

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前はのぞきど森林公園まで車で上がってからのスタートだったのをロードだしってコトでR.19スタートにしようかな?

このルートは旧中山道の迂回路がベースで、一先ず妻籠宿迄。殆ど車で行けるけれど、南木曽から先はかなり細い道も有るので、雨の中歩くことに。この天気の中ちょくちょく他に歩いている方とすれ違うけど、ほぼ海外の方々。

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妻籠で終わるのか?或いは馬籠まで足を延ばすのかはまだ考え中。

もう一つは少々タフなルートで御岳ロープウェイの鹿ノ瀬駅まで登るルート

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雨でほぼ景色は見えなかったけど、お天気が良ければなかなかの眺望ではないかな?時間にもよるけど、ロープウェイで7合目まで上がるのもアリじゃないかな。

初日はコレで切り上げていつものお宿「若草物語」へ。するとなんと、宿のご主人の一番下の娘さんご夫婦がいらしていた。ここの宿との付き合いはもう随分と長くて、多分最初に訪れたのは確か学生の時か、仕事を始めて一年目くらいの時。そんな時期にお手伝いをしていたのが、小学校に上がるか上がらないかくらいの頃の彼女だった。段々と大きくなって、いつくらいまで見かけていたかなぁ。そんな女の子がもう2児の母!そりゃーそうだわな。コッチももう還暦が近いわけだし。

ここの所とにかく忙しくて(悲しい事に本業では無い方なのだけど・・・)、なかなか一息つく間も無く目の前の事をひたすらこなすような感じだったので、ちょっと一息付けた感じ。しかし、まだ当分それは続くのだけど。

二日目は奈良井から伊那に抜ける権兵衛峠越えルート

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昔走った事の有るルートで、権兵衛峠から見る伊那谷が凄く良かったという記憶が有るのだけど、流石に権兵衛トンネルが開通してからは通る車もほとんどなく、道はそこそこ荒れている。峠にはトイレも有って、こりゃ~いいや!と思っていたら、その先が通行止め。こりゃ~ダメだ。

気を取り直し、今度は高遠城址公園からパワースポット分杭峠を巡るルート

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分杭峠に行きたかったので、一旦峠まで行って、若干ピストンするルート。

この分杭峠はゼロ地場と言う特異点で磁力が存在しない。つまり方位磁石が機能しないらしい。

この国道152号線は秋葉街道とも呼ばれていて、ここも学生時代に浜松の方からだったか走ったことが有って、再訪したいと思っていたルートの一部。

確か、天龍スーパー林道を抜け、兵越峠を越え、途中国道が繋がっていない青崩れを何とか越えて、地蔵峠を越え、分杭峠も越えて伊那に辿り着いたんだったと思う。3-4日ほど掛かったんじゃなかったかな?

途中、中央構造線の断層が見られる溝口露頭に寄ってドンドン南下。分杭峠に向かう途中でピストンして戻ってきた際の県.49への分岐を確認。すると、なんとこちらも通行止め!今年の10月までと言う事なので、来年は行けるか?

そんな訳で、今度は大鹿村を目指して更に南下して小渋湖から県.210で北上し折草峠を越えるルートへ。しかし、小渋湖沿いの道はトンネルが多く、交通量もそこそこあってとてもじゃ無いが皆さんを連れて行くには危険。

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と言うワケで、伊那方面のストックルートは全滅。下見の結果、通れない事だけはしっかり分かった。成果と言えば成果。

その後、もう一度権兵衛トンネルで木曽へ戻り、昨日見れていなかった妻籠宿から馬籠宿迄の道や、馬籠宿を起点にループできるルートなどを確認して帰阪。

ほぼずっと車だったとは言え、なかなか良く走った。

ホントはこの週末に息子の出る第 40 回 全日本学生選手権個人ロードレース大会が奥木曽湖で行われるので、そのまま若草に連泊したかったのだけど、流石にそんな贅沢は出来ず、今月一杯は続く多忙な日常に戻ってきた。トホホ。

はなせば能うおにゅうルート

いつもやっている日本海まで抜けるツーリングの新ルートを開拓すべく、昨年、出町スタートの設定で芹生峠、能美峠、小入峠を越えるルートを下見したけど、チョイときつそうなので、一泊二日でいける時にやろう!ってことで、今年のGWに久しぶりに一泊二日でやる予定だったのだけど、各方面から「芹生行くの?ホンマに?」と言われた。だからと言う訳では無いのだけど、昨日の定休日に去年の下見の時から考えていた花脊峠越えルートの下見をしてきた。

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流石に花脊峠へは途中まで国道だけ有って、路面は芹生峠越えルートよりは断然綺麗。と言っても飽くまで「酷道レベル」でのハナシだけどね。登りは少々道が悪くてもエエのだけど、下りがね、道が酷いと危険がアブナイ。そこを比べると花脊に軍配が上がるかなぁってコトで、このGWは花脊越えに決定!

名付けて「はなせば能う(あたう)おにゅうルート」!
って別に名付けなくてもエエのですが、名付けたかったんです。スンマセン。

出町の鯖街道の碑をスタートし、貴船に向かって登り始めるまでは鴨川沿いをゆっくり走り、

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京産大の前を通って貴船、鞍馬、花脊峠、広河原、能美峠、朽木、小入峠を経由して小浜に至る。とそんなルートとなりました。

そんな訳で「ホンマに芹生峠越えて行くん!?」とお嘆きの皆様、芹生峠越えは無くなりましたので安心して春合宿にエントリーして下さい!

ホレこの通り随分とラクになりましたから!

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この違い、♪ワカルかな~、判んねぇだろうな~。(ボクもきっとワカンナイ)

大凡のタイムスケジュール

出町柳 7:00発
↓ 1.5h
鞍馬駅 11㎞地点 8:30~8:50
↓ 1h
花脊峠 18㎞地点 9:50~10:10
↓ 1.5h
能見峠 38㎞地点 11:40~12:10
↓ 1.5h
大宮神社(高島市朽木中学) 59km 13:40~14:00
↓ 1h
お入峠 66km 15:00~15:30
↓ 1.5h
小浜 90㎞ 17:00着

今年は久しぶりに小浜で一泊して帰りはいつもの一庫ダムからのルートを逆走する感じ。細かいところは若干違うけど。こんなルートです。

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帰路のタイスケはまだこれから考えるのだけど、まぁ道の駅 京都新光悦村まで戻ってきたらもう帰って着たも同然なので気持ちはラクじゃない?

続・台湾出張

初日はあんまり時間が無かったのでチョちょっと見学して、テクトロとのミーティングをこなし、学校御一行から連絡も有ったので、早めにホテルへ戻ったら、先生方も丁度ホテルに着いたところ。夜市に行くと言うので、ご一緒させてもらう。

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コレが今回唯一の観光だったけど、なかなか楽しかった。しかし案外ビールが売って無くて。やっと見つけたお店でソッコー缶ビールを2本買った。

二日目は朝から先生方と一緒に台北ショーへ。昨夜のうちに色々と会わなきゃならない人たちと連絡を取り、大凡のスケジュールを組んでおいた。

まずはテクトロのブースに学校御一行をお連れしてご挨拶に。工場見学をさせてもらうので、そのお礼も。ついでにブースを出している日本の自転車産業振興協会へもご挨拶に。協会の会長さんも交えてSBMJBSの事で少しミーティング。

その他にもいくつか挨拶に回りつつ、ゆっくりと見学して回る。お昼ご飯は最近出来たばかりの「南港ららぽーと」へ。なんか普通にインテックス大阪の近くとかに有りそうな感じ。中も日本のそれと同じような作りだし、入っているお店もユニクロや無印、ジュンク堂書店まで!昼時だったのも有って、ド平日なハズなのにどこのレストランも一杯だったので、フードコートに。ここもごった返しておりなかなか席が取れず、漸く確保して、食べ物買いに行って、昼飯にありつけるまでおよそ1時間かかって、食べるのは10分か15分くらい。

夕方からはテクトロが開催するパーティーにお招き頂いていたので、そちらに。サイクルベースあさひの皆さんもいらっしゃった。タップリと美味しいものとビールを頂いた。ご馳走様でした!

3日目は工場見学。学校が運転手付きのレンタカーを手配してくれていたので、それで移動。まずはジャイアントの工場へ。大阪から名古屋までよりは近い感じ。

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ジャイアントではアッセンブル工場を見学させてもらう。ジャイアントブランドでは無く、某有名ブランドのバイクがアッセンブルラインに流れていた。バーテープは左右から別々の人が巻くのだけど驚くくらい早い!

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ジャイアントを出たのが昼近かったので、ジャイアントの人たちにオススメのお店を聞いて昼飯に入ったお店が凄かった!勿論そこそこ美味しかったのだけど、そこでは無くて、店の駐車場の片隅で朽ちかけていた自転車が良かった!

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実はちょっと前に台湾作家の小説「自転車泥棒」と言うのを読んでいた。その小説では台湾自転車史が大きく取り扱われていて、そこに台湾オリジナルブランドの幸福印と言うのが登場するのだが、まさにコレがその幸福印の自転車だった。

明治時代に日本に入って来たラージブランドをモデルに国産された日米富士の覇王号をベースに台湾で生まれた幸福印。いわば重訳的な自転車。アメリカ語訳された村上春樹作品をベースにドイツ語訳されたみたいな感じ?

イヤ~もうね、くぎ付けですよ。

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クランクは当然コッタードだし、バンドブレーキだし、英式バルブだし、BEタイヤだしetc・・・。

その後行ったジャイアント本社に併設された自転車博物館に行くと、流石だわ。ちゃんと綺麗なのが展示されていました!

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おっさんは一人で大はしゃぎ。他の人たちはそれほどでも無さそうだけど・・・。

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本社ビルと博物館。

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コレはエアロ形状が如何に空気抵抗が少ないかを見る装置。これって実はエアロ形状のラインだけ風が弱いんちゃうん?と思うのは決してボクだけじゃ無いハズでちゃんと位置が替えられるようになっている。流石。

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コチラは斜度が変わるとどれくらい力が必要かを体感する装置。上手いなぁ。

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フレームのカットモデル。それぞれの箇所の肉厚がわかるようになっている。シマノの自転車博物館と同じく自転車の歴史みたいなのは一通りあって、そのほかはやはり色々と違って面白い。

折角来た博物館だけど、時間の都合でさっさと出て、次はテクトロの工場へ。

ボクは二度目だったのだけど、やっぱり工場見学ってのは楽しい!

油圧ブレーキキャリパーがアルミの塊から様々な工程と経て作られる様をゆっくりと解説を交えて見せて貰う。OEM用はレバーとホースを繋ぎ、ブリーディングされ検査を経て箱詰めして出荷されるところまで。充実した時間だった。

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台北のホテルに戻るともう20時前。移動はずっと車に乗っているだけだったけど、まぁまぁ疲れたわ。で、夕食を食べに出たのだけど、台湾らしいお店はもう既に殆ど閉まっていて結局入ったのはホテルのすぐ近くにあった和民・・・。
こういう日本の居酒屋が人気らしいのだけど、まぁしかし確実にビールが飲めるのでOK。しかしビールはサントリーのプレモル。エエねんけどね。

翌日も朝から少し台北ショーを見に行く。4日間開催されるうち、最初の2日間はB2Bのビジネスショーで、残り2日間がB2Cで一般の方向けのショーとなるので、やはり雰囲気が全く違うし、若干ではあるが作りを替えているブースも有ったり、そもそももう撤収してしまっているブースも有った。

帰りの便は夕方遅い便だったのだけど、早めに空港に行きさっさとビールにありつきたかったので、15時頃には会場を出るつもりで最後に自振協のブースに挨拶に行くと丁度そこでブースを出していたカラクルのテックワンさんも撤収するところだったので一緒に空港へ向かう。その頃には他のブースでももう片付けタイムになっていた。

空港ではどこでもビールくらい有るだろうと思っていたのだけど、これがなかなか無くて、漸く見つけた店に入ってフィ~と一息。あ~やっと終わった。

台湾出張

26日(水)~29日(土)に開催された台北サイクルショーを見学するために台湾へ行ってました。本当は純粋に見に行く予定だったのが、だったらついでに・・・って事で色々と仕事が入り、結局それなりに予定びっしりな4日間。

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もうアレやね、例えMTBやクロスバイクと言えども、ケーブル類はフル内装なワケやね。メカニック泣かせやわ。

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だからヘッドパーツもそうなって来るのだけど、ステムの形やケーブルのルーティングによってカタチが変わってくるのでステムを替えるとおまけにヘッドパーツ迄ってコトになりかねない。ユーザー泣かせやわ。

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そして世界のメインはEなんですよ。とにかくE-BIKE。かのストライダだってホレこの通り。

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もっと出ているだろうと思っていたカーゴバイクは思っていたほどでは無かったけど、それでもやはりカーゴバイクとEの親和性は高い。

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カーボンホイールも多かった。振れとか調整しようも無いケド、ディスクブレーキなのであんまり気にせんでもエエんやろな。

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ヨーロッパでは環境問題の観点から素材のリサイクル率がうるさく言われていて、いろんな樹脂製品はどれだけリサイクル品の使用率がどれくらいか?とあちらこちらで見られた。梱包資材でもそれはうるさくて、なるべく紙でとなっている。

台湾のメインマーケットはヨーロッパ。つまりヨーロッパでうるさくなると必然台湾でもそう言う事に敏感になって来るワケ。

で、コイツは半分がリサイクル素材で作られているのだとか。何といってもほぼ金属が使われていない!

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外からは見えないけど、ベルト駆動らしい。つまり金属じゃない。

変速機などのいわゆるコンポーネントパーツもチラホラ出ていた。

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回転木馬がサービスセンターを務めているテクトロでもグラベル向けのコンポを出していた。

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てくてくと会場を歩き回っていたら、教えている学校の先生たちから桃園空港に着いたと連絡が入る。そう、今回の台湾出張のもう一つの大きなミッションは学校業務。来年か再来年、学生たちの研修旅行として台北サイクルショーに連れてきて、ついでにどこかのメーカーの工場見学もしたいと言う事で、テクトロと繋げた。
つまり、その研修旅行も下見と言う訳。教えている学校の校長と教員2名、それに東京校(東京サイクルデザイン専門学校)の教員も一緒に。

長くなりそうなので続きはまた。