息子の自転車歴

息子がこの春から大学生になる。

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思えば小さなころからずっと自転車で連れまわしていた。
いつもMTB朝ライドで行っている林道デビューはまだ12インチホイールの頃。

このバイクは12インチながらモノコック風のフレームで、当時はもう売っていなかったのだけど、いつか自分の子どもが出来たら乗らせたいなぁ~と漠然と思っていたバイクで、丁度その当時の担当営業さんがご自身のお子さん用に持っていて、
それを譲ってもらった。それに補助輪と、親が手で持てるようにサポートバーを付けた。

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その12インチに乗り始めたのが2歳くらい。一年ちょっとすると補助輪無しで乗れるようになった。補助輪無しで乗れるようになったのが嬉しかったのか、調子に乗ってジグザグ走行をしていて(子どもってコレ良くやりません?)ハンドルを切り過ぎ、顔面から地面に突っ込み顎をザックリ切って大泣き。

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息子は決して運動神経が良い方では無く、保育所でもどちらかというと「どんくさい系」だったようだけど、ある日、補助輪無しで自転車を乗り回している姿をたまたま保育所の先生が見かけて、随分と驚いていた。
それが3歳の終わりくらいか4歳くらいのこと。

春から小学校に入るという正月には20インチのMTBを買ってやった。
スペシャライズドのホットロック。

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この時のお誕生日ケーキにもこのバイクの絵を描いてもらって大喜びしていた。

自転車親父は完成車の状態で満足するはずは無く、ナット式だったハブをクイックタイプに組み換え(←自転車親父なら大抵はやる)、ブレーキもMTB好きから見たらキッズバイクにコレ?ってなエエモンを奢った。Avidのパラレルリンクタイプのvブレーキ。
このバイクでは富士見DHデビューもしたし、シマノバイカーズフェスやTIOGAカーニバルなどでXCレースにも出るようになった。

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しまなみ海道や「ツール・ド・おきなわ」等ツーリングにも沢山行った。

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関西で盛んなシクロクロスレースを始めたのもこのバイク。デビューレースでいきなり優勝してしまい味を占めてしまった。2位のキイチくんは今でも良きライバル。
コレが小2のとき。

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親父としては自分が自転車好きなモンで連れまわしていたのだけど、息子は息子なりに自転車が好きなようで、小さい時から良く自転車の絵を描いていた。小学校に入っても図画工作での題材がいつも自転車だった。

2011_元画伯作じてんしゃ25歳ころに描いた自転車の絵(笑)

小3の春。
ロードと兼用で24インチのシクロクロス車を組んだ。Kona Jake24。
親父はせこいので別々のバイクを買い与えることはしない。

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ロードデビューの日の1コマ。

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MTBはまだ20インチのままでステムをのばしたりシートポストを変えたりしてギリギリまで乗らせた。写真は2014年のシマノバイカーズフェス。24インチシクロでは初の輪行にもチャレンジ!が、かなり厳しかった・・・。

このKONAではシクロクロスは勿論の事、本格的なロングライドにもデビュー。

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2015_09_能登小4の秋には「ツール・ド・のと400」を完走し、
2016_05_佐渡翌春には「佐渡ロングライド」の210㎞。
2016_10_四日市
その秋には初の本格ロードレース、「四日市ジュニアローロレース」に出たけど、流石に全然歯が立たず惨敗。

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また「ツール・ド・おきなわ」のサイクリング部門で最も走り応えのある、「やんばるセンチュリーライド」に誰だったかの代役で出走。流石にきつかったようで、途中の休憩で座り込んで「もう走らん!」とテコでも動かない様子だったのが、まだ後ろにウチのメンバーがいることを知ったとたんすくっと立ち上がり再び走り始め何とか完走。その翌日にはレース部門の小学生クラスにも出走したがこちらはサッパリな結果だった。確かに24インチじゃムリが有ったな。

小6になると流石に20インチMTBも24インチシクロも小さくなり、

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MTBはウチで試乗車に使っていたコメンサル スーパー4(Sサイズ)を、

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ロードはFELT F85X 480㎜のアルミのシクロ車と、もうすっかり大人サイズ。

中学に入るとこれまたグングンと大きくなり、MTBはカミさんが昔乗っていたコメンサル VIP(Mサイズ)のハードテイルに。

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2018年のシマノバイカーズフェスと2019年のTiogaカーニバル。八代 正さん率いるチーム846にも小学校の終わりころから入れて貰い、随分とお世話になった。

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某長距離MTBレースにもこっそり出場。ほぼ1時間ほど差を付けられた。そう、余裕で負けた(涙)。

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写真のモンドレイカー ファクターXRは親父のバイク。のハズ。
今ではどれがヤツのバイクなのだか良くわからない。

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シクロ車はFELT F65X 560mmと同車種の大きいサイズになり、それはそれで本来のシクロ車として使いつつ、 ロードバイクはカミさんが乗っていたケルビムに乗り始める。

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そしてついにMTBは親父が乗っていたコメンサル エッセンス(XLサイズ)に。 

この頃になると部活なども有って、余り連れまわせなくなって来たが、それでも良く付き合ってくれた方じゃなかろうか?

高校になると自転車競技部に入り本格的に競技を始め、ロードは随分前に常連のお客さんから頂いていたリドレー・ダモクレスを二年とちょっと乗り倒した。

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2022の堺浜クリテリウムと香川インターハイのロードレース。リドレーが頑張ってくれてたが、やはり2008モデルだけ有って所々にガタが来はじめ最新のバイクとは互角に戦えなくなってきた。

高校最後のインターハイ ロード予選に惜敗したのを機に、きっと大学でも続けるだろうからと漸く新車を投入。それがアンカーのRP9。

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やはり最新のバイクは速くて、その後に出場したツアー・オブ・九州では第2ステージで優勝、総合ではポイント賞を獲得。秋の国体ロードでは入賞こそできなかったけれど10位と健闘。

トラックレースではずっと学校のLOOKを借りて走り、最後のインターハイでは団体競技のチームパーシュートで3位、個人競技のスクラッチで2位。秋の国体ではスクラッチで6位入賞となかなかの成績を収めることが出来た。

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シクロクロスは相変わらずFELT F65X 560mmのまま。

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今シーズンの桂川シクロでの1コマ。最近はシケイン(障害物)を飛んでクリアすることを覚えたらしく、飛んで越えようとしたら高さが足りず前輪がシケインに引っ掛かり見事な前転を決める途中の決定的な瞬間を見事に撮って頂いた。

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先日開催された「くろんどシクロ」ではジュニアクラスで3位。2位はシクロデビューしたときに2位だったキイチくん。皆大きくなったなぁ~。3人ともキッズの頃からの良きライバル。高校は皆違うけれど、大会ではしょっちゅう顔を合わす仲良しくんたち。

大学では自分のトラックバイクも必要になるようで、とうとうアンカーのTE9を買った。軽自動車なら新車が買えるんじゃない?ってくらいする。
きっと親父として息子に買ってやる最後のバイク。

こうやって振り返ってみると、随分と色んなバイクを乗り継いできた。
最初の12インチ以外どのバイクも未だ現役で、誰かが乗ってくれている。

20インチのホットロックは多分まだ安曇野辺りで乗ってくれているようだし、最初のシクロバイク、KONA JAKE24などは回り回って今は小3男子がシクロ兼ロードとして乗ってくれている。初の700Cバイク、FELT F85Xも中3男子がシクロで使ってくれている。しかもその彼は高校に進み、息子の後輩になるらしい!

そんな息子も春からは鹿児島で一人暮らし。
その後はどうなるのか全く予想も出来ないけど、次のバイクからは自分で稼いで色々と乗り継いでいって欲しい。ずっと自転車好きでいてくれると親父は嬉しい。
そしてジジィになった親父を自転車で連れまわしてくれ。間違いなく付いて行かれへんやろうケド・・・。

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