DT Swiss 完組ホイールのリコールが発表されました

DT Swissが、2024年8月1日以降に出荷された以下の対象ホイールモデルのリコールを発表しました。

・ARC 1100, 1400, 1600 DICUT 50 / 55 / 65

・ARC 1600 SPLINE 50 / 55 / 65

・ERC 1100, 1400, 1600 DICUT 35 / 45

・ERC 1600 SPLINE 35 / 45

・ERC LOG CLASSIC 45

・CRC 1100 DICUT 45

・CRC 1400, 1600 SPLINE 35 / 45

・HEC 1400 SPLINE 45

つまり、
リムハイト35mmおよび45mmの
ERCシリーズ
CRCシリーズ
HECシリーズ
およびリムハイト50mm、55mm、65mmの
ARCシリーズ

が対象です。
(ARCシリーズの中でも、リムハイト38mm、62mm、80mm、85mmは対象外です。)

これらの製品は、完成車の一部として、または単体ホイールとしてオンライン販売店や専門店を通じて販売されました。
リコールの対象となる可能性のあるホイールを装着した完成車の一覧はコチラ

「ご自身の製品がリコール対象かどうか」を確認するにはDTSwissID番号公式サイトのリコールページに入力して、確認できます。

DT Swiss ID 番号は、製品に付与された固有の英数字です。
これは、QRコードまたはドットコードと7桁の識別番号の形式で、改ざん防止シールで製品に貼り付けられています。

スクリーンショット01
1. スポークの間のリムを確認します。

スクリーンショット02
2. リムのテープを確認します。

スクリーンショット03
3. リムのウェル(くぼみ)を確認します。

公式サイトにてDT Swiss IDを入力してその製品が該当する場合、フォームが表示されますので、ホイールを製品安全リコールに登録できます。

リコールの理由
ERC製品ファミリーの自転車ホイールに関する少数の報告事例の分析により、該当するモデルシリーズのリムフランジ部分(図内2.)で自発的なデラミネーション(外側カーボン層の剥離)が発生する可能性があることが判明しました。
リムベッド(図内1.)自体はこのデラミネーションの直接的な影響を受けませんが、構造的な弱体化により損傷を受けます。
このタイプのデラミネーションは、著しい構造的な弱体化を引き起こし、最悪の場合はリムの完全破損に至る可能性があります。

スクリーンショット 2025-07-31 135802

これらの製品不具合は、物的損害、重傷、または死亡につながる事故のリスクを高めます。

該当するホイールをお持ちの場合は、直ちに使用を中止してください。

DT Swiss IDが2740000より大きい数字の自転車ホイールのみが、本製品安全リコールの対象となる可能性があります。

DTSwissIDの確認・登録や、登録後の流れなどは、公式サイトのリコールページでご確認下さい。

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