しまなみ街道 家族ツーリング

夏休みの間に家族でしまなみ海道ツーリングに行ってきました。一泊二日のプチ贅沢旅行。

いつか子どもがそこそこ走られるくらいに大きくなったら家族でツーリングしたいなぁと、夢のように思っていたのが、意外と早くに実現。自転車オヤジとしては嬉しい限り。

14日の夕方6時過ぎに自宅を出発。大阪南港を目指します。南港から東予までフェリーで行くのです。ボクが先頭で子どもを挟んでカミさんがケツ引き。どれくらいのペースで走れるのかなぁ~と思っていたら大体20km/hくらい。なかなか良いペース。

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20時丁度に南港着。ちょっと一息入れてスグに輪行。そのままでも乗せて貰えるのだけど、輪行袋に入れると手荷物扱いで料金が掛からないのでわざわざバラす。

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22時出港のフェリーに早めに乗船し、ゆっくりとお風呂に入ったりビールを呑んだり、甲板に出て夜景を眺めたり。しかし何だね、こういう大きなフェリーに乗ると何故かショッカーが現れそうに思うのはボクだけでしょうか?

翌朝6時に東予港着。ゆっくり下船して輪行状態のバイクを組みます。それにしても、子どもの20インチMTBが意外と重たい。乗船するときも子どもは到底自分では持てないので、ちょっと苦労しました。

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さて、いよいよツーリング開始。まずは朝食、と走り出して間もなくのコンビニに。ここまでは大した距離では無いのですが、「お腹が空いて走られへん」とか言ってペースが上がりません。お腹を満たし、いよいよ本格的にツーリングスタート。

まずはしまなみ海道の四国側の入口、今治のサイクリングターミナル、サンライズ糸山までの約30km。お腹は満たされたはずなのにまだペースが上がらない。子どもの弁によると「目は起きてるねんけど心が起きて無いねん」とか。そんなわけで巡航速度は15km/h程度。

結局今回のツーリング中は殆どこんなペースで16~17km/hくらいでした。南港までは良いペースだったのになぁ。

途中幾度かの小休止を挟み、漸く糸山に到着したのは10時半頃。

ここからが本番。

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まずは来島海峡大橋を渡り大島へ。

予定ではこのまま伯方島で塩アイスを食べながら小休止し大三島へ渡り、そこで美味しい海鮮丼とビ-ル!だったのですが、伯方島に着いたら既に12時半頃。

「お腹が空いてもう走られへん」と言い出したので、予定を変更して伯方島でお昼にする事に。もうすぐにお昼を食べるのでその前に塩アイスを食べるわけにも行かず、断念。するとカミさんからクレームが・・・。でもしょうがない。

暫く走ってどこか適当な店でも無いものかと思ったのだけど、無い。

結局大三島に渡り、多々羅大橋近くの道の駅まで走る。既に1時半。だけどこの日のゴールはお隣の生口島。本当は大三島の中の方まで走りたかったのだけど、あまりの暑さに閉口し、ここで随分とゆっくりして3時半頃にリスタート。

多々羅大橋を渡り生口島へ。早めに宿に着きゆっくりとお風呂に入ろうと言うことで、ちょっとペースを上げて4時半前に宿に到着。さぁ、早速風呂だぁ~と思ったら5時にならないと入れないとか・・・。部屋でちょっとゆっくりし漸くお風呂に。しかしコレがチンチンに熱い!とても浸かれない。体を洗っている間中ずっと全開で水を足すもなかなか適当な温度になってくれない。

それでもなんとかガマンして浸かって出たら、脱衣所には窓も無ければ換気扇もないし扇風機も無い。汗が止まらなくていつまで経っても体が乾かないので、子どもと二人、パンツ一丁で部屋までダッシュ。参りましたわ。

この日は地元のお祭りがあったので、夕食は外で摂ることに。夜店の屋台や灯籠流しを見物して、ボチボチどこかで夕食を。と言っても屋台で多少は食べているので軽くでイイなって事で「焼き肉 お好み焼き」と看板の出ているお店に。家族3人でお好み焼き2枚くらいで丁度良いだろうって事で入ったのですが、なんとお好み焼きはやっていない!結局普通に焼き肉を食しました(笑)

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そんな感じで無事に一日目は終了。

翌朝はややゆっくり目の9時に宿を出発。

カミさんのリクエストでシトラスパークに行くことに。まずは島の反対側へ抜けなければなりません。って事は山越え。でもここは思っていたよりはラクでした。

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暫く海岸線を走ると「シトラスパーク 2km」の案内標識。それに従って曲がるとドッヒャーな坂!まさか2kmずっと登り?結果的には1.5kmでしたが、帰って調べると平均勾配9.1%!コレは確かに子どもには無理だわなぁ。1kmほどは休み休みでもなんとか登ったんですが、もうダメ。ひたすら「押し」です。

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1kmチョイで海からコレだけ登って来ました。自分のバイクは押しにくいらしく、子どもはカミさんのバイクを押してました。

コレだけ苦労して辿り着いたシトラスパークは閑散としていて、常設展示は有るモノの土産物屋が有るわけでもなく、レストランヤ売店も閉まっていてイマイチな感じ。沖縄のパイナップルパークっぽいのを想像していたのも有ってガッカリ。

それでもシトラスパークでは30分ほど休憩して11時半にリスタート。もと来た道を一気に下ります。下りはあっちゅう間です。

次の目的地は因島のお好み焼き屋さん。因島はお好み焼き屋さんが多いのだそうです。そんな中でも、我々が目指すのは南端近くの土生(はぶ)町のお店。またまた「ハラ減ってもう走られへん」という子どもをなだめすかし、1時頃に到着。西側の海岸線を走って来たのだけど、ずっと平坦だったので助かった。そんなワケで美味しいお好み焼きとビール!サイコー!

さて後半戦。来た道を戻るのも芸が無いなぁと思い、東側の海岸線を行こうかととなって、店のおばちゃんに聞いてみたところ「海沿いはずっと平坦よ」とのこと。ならばチトがんばって東側に渡りそっちを行こうとなった。

島なので、反対側の海岸線に出るには多少の登りは仕方がない。でもその後は平坦なんだから少しくらいはガマンガマン。

なんとか東側の海岸線に出られて安心して走っていると「あんな所にガードレールが見えるけど・・・」とカミさん。

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見事な登りでございました。それもこの後まだ2連チャン、つまり合計3連チャンのアップダウン。おばちゃん・・・。

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なんとか因島大橋に辿り着き向島に渡る。後は路側にブルーのラインが引かれている自転車用のモデルルートをゆっくりと走る。このモデルルートは多分なるべく交通量が少なく且つアップダウンを極力避けて設定されているようで結構快適。途中、やっと見つけたコンビニに入ったのだけど、天国!当分店内をうろついて体を冷やします。なんせ暑いんですわ。で、そのままラインに導かれるように渡船乗り場に到着。丁度舟も来たところだったので、さっさと乗り込む。

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5時半、無事に尾道駅前に到着。初めての家族ツーリングは殆ど終わり。後は新尾道駅までと新大阪から自宅までが残ってはいるけど、まぁそれはオマケ。

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尾道ではやはり「尾道ラーメン」でしょう!って事で色々と事前に調べて来ていたのだけど、お昼が遅めだったのと時間が予定よりもおしていたので、泣く泣く諦め、そそくさと新尾道駅に向かいます。

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スグにバラして輪行袋に入れます。ビールを買い込んで新幹線の中で呑むはずが、待っている間に全部呑んでしまった(笑)

夜9時過ぎに新大阪に到着。スグにバイクを組んで走り出したのだけど、子どもは股ズレが痛いらしく、サドルに座れない。結局ずっと立ち漕ぎで走っていました(笑)

総走行距離は165kmほど。20インチの小さいバイクでなかなかよく走ったと思います。
なかなか良いツーリングでした。

夏合宿!

遅ればせながら今年の夏合宿レポート。
何と言ってもコレですわ。
ファミリーEKIDDENという種目で、
回転木馬がなんと1・2・3フィニッシュ!
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そしてショップ対抗リレーでも4位入賞。
そのほかの競技は目立った成績は残せませんでしたが、
大人も子どもも皆とてもよく走りました。
ウチのチビもキッズXCの低学年クラスに出たんですが、 途中で他の子どもにぶつかられてチェンが外れてしまい、 それでも諦めずにバイクを押しながら一所懸命に走ってました。 昨年7位だったので、今年はもしかして入賞? とかって思っていたんですが、残念。 来年は低学年の部では一番年長なので、期待できるかも?(笑) DSC05569
二日目は野麦峠を長野県側から岐阜県へ越える40kmほどのツーリング。
大人でも普段あまり走っていない人はヒーヒー言うようなコースを
なんと

なんと、子ども達(小2と小3)はサポートカーに乗ることなく完走。 全コース走りきりました!コレにはビックリ。 来年はもっと沢山の子ども達も一緒に行けると楽しいだろうなぁ。
しかしそれにしても子ども達の成長はめざましいです。
ジワジワとですが、「世代交代」ってのを感じますねぇ。

もうあと数年もするとエンデューロに子馬チームが出場出来そう。
楽しみです。
 
 

買っちゃった!

先日東京に出張した際、いつも通り神田の古本屋街をブラブラ。

見つけてしまった!

山羊の歌

と言っても勿論ホンモノでは無く復刻版。
全集もいくつか持っているので中身は全部わかっているのだけど、
なんちゅうか、ただ欲しいだけ。コレクターズアイテムですわ。
第2詩集「在りし日の歌」は既に持っているので、
もし巡り会えれば欲しかった。
実は以前にも一度巡り会えたのだけど、高くて手が出なかった。
今回も最初に見つけた店では2万円成とやはりお高い。
ちょっと手が出せないなぁと諦めて他のお店もブラブラしてると、
ナント、またもや発見!お値段は?ムム、買える値段!

他にもこんなの見つけた。

無題

中也の全集は、創元社版3巻本、角川版1巻本、角川版5巻本、角川版新編とこれだけだと思っていたが・・・。どうやらこれは全集とはまたチト違うみたい。欲しいカモ・・・。

東京の友人に頼んで買うといて貰おうかなぁ。

ある意味スゴイ

先日メンテで預かった某世界遺産ブランド。
もう20数年自転車屋やってて初めて見たスゴイBB。

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フィキシングボルトを入れる穴が真ん中に空いていない。
こういうのを作る方が難しいと思うのだが・・・。

クランク折れた

と言うのが入庫。

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お見事!

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コッタレス抜き入れへんがな・・・

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どないすんねん・・・
っちゅうワケで削ったら、

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BBシャフトまで削ってもうたがな。

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でもこれでも簡単には外れず、裏から貫通ドライバー当ててしばきまくったった。

体がアルミ粉だらけや。

今週末まで!!

台湾猿・98ST 29erの試乗は今週末までです!

乗ってみたい方、お急ぎ下さい!

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29erとは思えない取り回しの軽さです。個人的な感想としては26バージョンのモンキー98STと比べて、同じようなヒラヒラ感が有りつつ、フロントが長くなったせいか登りが楽になった。26バージョンの時のように登りでフロントが浮きやすいって事が無くなった。

でもノリさん(モチロン今泉氏です)にそう言うと「普通の(体格の)人が乗ってる感覚がそうなんですよ」とのこと。つまり170cm前後くらいの人が26バージョンのモンキー98STに乗ってる感じはボクのようにデカイのが29バージョンに乗ったときの感覚なんですよ、とそう言うことらしい。

なるほどそうなのかも知れないけど、確かめようが無い。

この29erは26バージョンと比べて登りが楽ってレベルではなく、むしろかなり登りやすい部類ではないかと思う。割と乱暴に力を入れてもしっかりグリップする感じとでも言えばいいのだろうか。

自分の98SHと比べてみると、ウ~ム、難しいけど、なんて言うか走りは軽いというか乾いた感じがする。ボクのが走りが重いってワケではなくて、なんて言うのかしっとりとした大人の良さがある。

この辺りはもう好みの問題だろうな。

そんな98ST 29erもボチボチ後ろが詰まってきたようで、試乗できるのは今度の土・日までです!

こんな日本に誰がした?

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交差点で信号待ち。

前の車のバックランプが点灯。「停まる毎にパーキングに入れんでも・・・」なんて悠長なことを思ってる場合じゃなかった。突如バックしてきた!クラクションをならすも遅し。ドッカーン!

オイオイ!どないやねん!

お年寄りの運転ミスかと思いきや、そうでは無かった。ボクより10歳くらい上のオッサン。

「なんでバックして来んねん?!」と怒鳴ると、「バックしてんのわかってたらクラクション鳴らせや!」だと。アホか。

隣車線のやや後ろに停まっていた車(つまりはウチの隣くらい?)に因縁をつけられたらしく、「なんだ、てめぇー!」と文句を言い返そうとバックしたらしい・・・。

メンチ切られたから切り返したる!みたいなモン。コドモやないねんから・・・。

最後まで謝罪の言葉はヒトコトも無く、あとは保険屋任せ。やれやれ。

こんな日本に誰がした?

 

彼はこの頃子供達が風の子でなくなったと嘆いてる

上目づかいの淋しい目で冷たく笑うのを悲しんでる

原因はその母親が母として堕落したからで

勿論悪いのはそうさせた

その夫たちだと怒ってる

政治も学校もTvも本もカネもみな悪いけれど

もっともっと悪いのはそんな親に育てたじじとばば達だってサ

子供に気に入られようとガンコじじいやごうつくババアが

いなくなった事が世間の秩序を

乱したと彼は主張している

             

              建具屋カトーの決心 -儂がジジイになった頃-

 

そうなんかも知れんなぁ~

淡路島アドベンチャールート

4月に開催する恒例の淡路島一周ツーリングの下見に行ってきた。

今年は昨年見つけたけどルートに取り入れることが出来なかった
アドベンチャールートを重点的にしっかりと下見。

 

こ~んな感じです!楽しめますよン。イヒヒヒ・・・
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写真を撮っていたら峠の向こう側から急に車が出現!
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かなりビツクリした。きっと向こうも驚いただろうけど・・・。
車で行って無くて良かった。こんな所じゃ離合はムリ!

殆ど車や人も通らないようで結構荒れてます。
アドベンチャールート用に予備チューブは一本多めに持った方が良さそう。
今回はサドルバッグを持っていくのを忘れてて、ヒヤヒヤものだったです。

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ハイ、もうそこがピークです。向こう側が全然見えません。
何だか漫画みたいな峠です。

国土地理院の地図で見ても峠手前数百mは点線です・・・。
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峠前後の等高線に注目(見えるかな?)。
等高線間はそれほど詰まってはいないけど、道はほぼ直登気味についてます(笑)

 

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ピークはこんなところで、一応十字路です。出会い頭の事故は無さそう。
いや、両方共が急坂なんで、峠の上でゴッツン!とか有るかも?

で、下りがまた急なんですわ。笑えまっせ。
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そんなワケで今年のアワイチは熱いぜ!

あっ、アドベンチャールートは希望者だけです。
決して全員行け!なんて言いませんし、
オマエ行け!とかって強制もしませんョ、多分(笑)

e:iテクノロジー

昨日はラピエール等を取り扱う東商会の展示会。
この頃は冬にも展示会がしょっちゅうあるんだよなぁ、ブツブツ・・・

目玉はコイツ。e:iテクノロジー

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何が目玉かというと・・・

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このコンピューターで、

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コイツを制御。

どういう事かと言うと、ラピエールの宣伝文句を引用するとこうなる。

「例えば貴方の愛車が、地形を分析して貴方にとって最適なサスペンションの減衰力を選ぶとしたらどうだろうか? 想像することが難しく、にわかに信じられないだろう。
しかし、ラピエールはその夢のような機構を実現することができた。5年間に及ぶ開発とテストによって完成したe:iショックは、ライダーの要求を満たすための革命といえる。
このe:iショックテクノロジーを搭載したラピエールのMTBは、電子制御により常にリアサスペンションが最適な位置にあり、路面の状況やスピードなどに合わせて最適な挙動を示すだろう。」

もっと簡単に言うと、フロントサスの挙動とケイデンス、スピードからリアサスの動きを最適化する、ってこと。

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これがセンサー。

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手元スイッチ。

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またまた引用。

想像以上の鋭い反応性電子制御によるリアショックの調整プロセスは、時速36kmで走行していたとして、フロントフォークの挙動とケイデンスセンサーをコンピュータで感知分析し、リアショックを最適なセッティングへ導く。この一連の動きはおよそ0.1秒で行われる。」

なんだか宇宙刑事シリーズの変身シーンの解説みたい。

エライことになってきたなぁ。